祭殿並祖霊 大国魂社
(おおくにたましゃ)

主祭神
 大己貴大神(大国主命)

副祭神
 八幡神、産土大神、祖霊神

御神徳
 幽界を治める神、人の生死にかかわり正しい方向に導いていただける神、縁結びの神

由緒
 平成二十二年出雲国より大己貴大神の御神霊を御勧請されました。
同時に八幡社の御斎神をも勧請し神道信者の祖霊社として、又は、八幡社の祭殿として神主並び神道信者の御浄財によって建立されました。

市辺田八幡社
(いちべだはちまんしゃ)

市辺田八幡社は、大国魂社の本社です。

主祭神
 品陀和気命(応神天皇)

副祭神
 行長足姫命(神功皇后)、三気入野命、比賣大神、祖霊神、伊邪那美命、事解男命、速玉男、菅原神(二柱)、武内宿禰

御神徳
 勇気を司る神、子宝の神、縁結びの神

由緒
 文永二年(1265年)以前より大神氏よって勧請、創建されていました。
 その後、建武二年(1335年)に日向国高千穂十社大明神(現:高千穂神社)より三気入野命の御分霊を戴きました。

【県指定有形文化財】
阿弥陀如来坐像
(あみだみょらいざぞう)

室町時代より市辺田八幡社内に安置されている県指定有形文化財の木造阿弥陀如来像です。
像高は261cmであり、台座を合わせると4メートル程の巨像です。

樟材を使用した寄木造(よせぎつくり)で、玉眼(ぎょくがん)を嵌入(がんにゅう)し、内刳りを大きくとり、像の表面に漆箔を施しています。
頭部と体部の根幹部は鎌倉時代末期頃の製作と推定されていますが、両肩先から膝前部にかけては近世の後補と思われます。

指定年月日:昭和33年3月25日

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